2021.01.20ブログ
ストレートネックってご存知ですか?
ストレートネックの状態に悩まされる人は、若い世代を中心に多くなりつつあります。
その名の通り、自然な湾曲のあるはずの首が真っ直ぐな状態になることが特徴であり、様々な身体的な症状を惹き起こす可能性があります。
このようなストレートネックの原因は多様なものが考えられますが、特に昨今はスマホの長時間の利用が原因の多くを占めています。
スマートフォンを使用する際は、うつむきがちになったり、前のめりになりやすかったりします。
頻繁にこうした姿勢が続き癖になってしまうと、頭の重みを支える首に負荷が掛かります。
やがて、重みを楽に支えようと首が真っ直ぐとなってしまい、自然なカーブが失われるのです。
首が真っ直ぐやそれに近い状態となることについては、外見上の問題のみとイメージされやすいですね。
ところが、それが原因となって全身の体のバランスにも問題が起こり、様々な症状が起こってしまいます。
首の筋肉が硬直し、痛みの生じることがストレートネックでは比較的多いとされています。
不自然な姿勢が恒常化するので、首が痛くなりやすく、しばしばそれが気になってしまう人が多く見受けられます。
また、首やその周辺は、血流の多いところでもあります。
変に首への負担が掛かってしまうと、血流が滞りやすくなり、それによって不調が起こることに繋がるようです。
手や足などの末端の痺れなどは、こういった血流の鈍化により起こりやすく、チェックするべきポイントのひとつとなっています。
特に痺れに繋がる原因が見当たらないという場合は、ストレートネックなどの姿勢の問題が関与している可能性もあるのかもしれませんね。
また、首だけではなく、肩への影響もストレートネックは出やすくなります。
スマホなどを長時間凝視するのが癖となり、頻繁に肩が凝るようになったという人も多いです。
首への負担が更に波及して、肩こりや更に深刻化すると肩の慢性的な痛みへと発展します。
こういった症状もストレートネックでは度々起こるものとして認識されており、対処する必要が出てきますね。
ストレートネックに付随して、目の疲労を訴える人も高い割合で存在します。
同じ姿勢を取り続けることなどで、首と共に目もほとんど動かさずにいることが、その要因のひとつとなっています。
スマホやゲームなどを姿勢をそのままに休みなく続けてしまうと、ストレートネックと併せて発生する可能性は高まりやすいです。
そのため、首の不調と同時に目の疲れや違和感を覚える人も、自然と多くなるかと思います。
現代病として挙げられることも度々ありますが、ストレートネックと眼精疲労はセットで現れることも考える必要がありそうです。
こういった全身への問題を惹き起こしやすいストレートネックは、早い段階で対処することが望ましいでしょう。
基本的なところとしては、同じ姿勢を取り続けないことがひとつの対処法です。
数十分おきに体を動かしたり、首回りを回してストレッチしたりするだけでも、ストレートネックの心配を減らすきっかけになります。
また、できるだけ良い姿勢を保ち、スマホなどの画面を見る際に注意することもベターです。
前のめりにならないようにしたり、猫背君にならないようにしたりと、様々な形式での配慮が可能かと思います。
こうした普段からの意識的な行動が、ストレートネックを深刻化させないことにも直結してきそうです。
また、専門的な整骨院や病院などで相談を持ち掛けることや、治療を受けることも選択肢のひとつですね。
慢性的な症状の場合は、自己解決せずに専門家にみてもらうことが、解決の第一歩です。
ストレートネックは首だけの問題であると思わずに、適切に対処していくことが大事になりそうです。